昨日のリサイタルについて肯定的、否定的な意見どちらもあがっていますね。
昨夜は「私は」過去10数年内田光子のリサイタルを見た中で、一番素晴らしいリサイタルでした。

技術的に衰えているとは私は想いません。
32番の終結部のトリルをあれだけ抜けなく弾ける方がこの世界でどれだけいらっしゃるのでしょうか。
昨日の演奏はミスタッチはあったかもしれませんが、それは演奏の価値をなんら下げるものではないし、
果敢にアグレッシブに挑んだ内田光子の真摯な姿だったと「私は」想いました。

演奏に何を求めるかは聴衆によっても違うと想います。
哲学的な精神性を求める方も居れば、技術の正確さを求める方も。
様々な評価があっても、「自分にとってどうであったか」をそれぞれの方が感じることが大切だと想います。


私にとっては「生涯最高のベートーヴェン30,31,32番」でした。
そしてあの会場に居られたことを誇りに想います。