JR福知山線脱線:忘れない、さおりんの歌声 大森さん悼み、礼拝・演奏会 /京都

 ◇事故で犠牲の同志社女大特別専修生・大森早織さん
 ◇卒業生、他大学生が心一つに−−来月2日に京田辺・同大で
 兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、23歳で亡くなった同志社女子大特別専修生、大森早織さん=神戸市北区=を追悼する礼拝・演奏会が7月、京田辺市の同大で開かれる。
大森さんの親しい友人ら7人による追悼合唱や、本人も映像出演するオペラなどがある。志半ばで犠牲となった大森さんを悼もうと、卒業生や他大学の学生も心を一つにして準備を進めている。【中野彩子】
 大森さんは今春、同大学芸学部音楽学科声楽コースを卒業した。
オペラクラスで2月に上演した「フィガロの結婚」では、主人公の婚約者スザンナを1幕で演じた。
声楽技術を磨く1年間の特別専修生として同大に通学。
同じ特別専修生の友人たちと「フィガロ」の舞台写真集を作ろうと練習日以外も大学に通っていた中、事故に遭った。
 「4年間同じコースで、朝から晩まで一緒に過ごした。さおりんの歌声もくせもみんな覚えている」。特別専修生の清水愛子さん(22)は言う。
 同大音楽学科の学生や卒業生らの親ぼく組織「頌啓(しょうけい)会」が中心となって追悼会を発案し、
7人は5月末から第1部の礼拝で歌う合唱の練習を始めた。「フィガロ」で同じスザンナを演じた澤中恭子さん(22)は
「私たちにできることは音楽。舞台は、ずっと一緒に練習してきたさおりんの舞台ともいえる。きっと成功させたい」と話している。
 第2部では「フィガロ」を上演。特別専修生以外の卒業生も追悼会のため再結集し、約30人で公演する。
1幕のみ上演で、大森さん登場の場面は公演時に撮影した映像を舞台上のスクリーンで映し出す。
また大森さんが所属していた同志社大のテニスサークル仲間による歌の合唱もある。
大森さんが「サークルにいたことを形に残したい」と自ら作曲したという。
 追悼礼拝・追悼演奏会は7月2日(土)午後2時、京田辺市興戸の同志社女子大新島記念講堂で。一般入場も可。無料。問い合わせは「頌啓会」(0774・65・8512)。

6月8日朝刊

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