それはどうかな。書籍全般が売れないというのは、粗製濫造の結果であって、出版
点数そのものは昭和最後期に較べても、現在は飛躍的に増大しているはず。かつては
書籍の著者が周囲にいることは稀だったが、今では身内や同僚も含めて十指を超える
方が身近にいる。
クラ音楽名盤解説なんてのは、図書館で借りてくるというより、手元に1冊置いて
おきたいという性質のもの。マーラー作品事典などは高価でも納得がいくが、多寡が
名盤短評集をジャンル別に5冊(?)も出して、総額10Kを超えるなんてことにな
れば、おいそれとは手を出せない。立ち読みでの拾い読みで済ます方が多くなるのも
無理はない。価格設定への介入も著者の読者獲得への努力義務の1つのはず。拾い読
みしてくれれば、著書もそれで充分と思っているのではないか。