「ブレンデルというピアニストは、一般リスナーや批評家の中には毛嫌いする人も多いようですが、もともと、ブレンデルの価値というのは、同業者、すなわちプロのピアニストではないとわかりにくい価値だと思います。
ピアニストが譜面を開きながら聴いて、なるほどと膝を打つ。そんな演奏なんです。素人にはわかりにくいんでしょうね。
だから、アルゲリッチやアシュケナージのほうが一般人に人気が高いというのは、よくわかります」
(内田光子)