ヴェルクマイスター何ぞやと言う人に簡単に説明しますと
いわゆる平均律は1オクターブ間を周波数比率的に完全に12等分して
1オクターブを半音12個で構成しているのです
ですので半音間の音程がすべて同じになります
一方ヴェルクマイスター音律などは
いわゆる不均整音律といわれ、これも不完全な音律のひとつに過ぎません
半音の間隔は2種類になります(これが面白みのひとつ)
ヴェルクマイスター音律は
純正3度音律(ミーントーン) と ピタゴラス音律(純正5度音律)の複合形です
純正律とは音の間の振動数比が整数になります(シンプルかつうなりなし)
ド―ソの純正5度は ドに対してソが振動数比3/2倍(1.5倍)になります
ドーミの純正3度は ドに対してミが振動数比5/4倍(1.25倍)になります
ヴェルクマイスターはこれら2種類の純正音律の両立を考えました
白鍵の多い調はド―ミをできるだけ純正に
黒鍵の多い調はドーソをできるだけ純正に
抽象性の高さを好むヨーロッパ民族が考えそうなラディカリズムです
ちなみに平均律の各音程の振動数比は
ド―ソ がドに対してソの振動数がおよそ1.4983069倍(永久に少数続く)
ド―ミ がドに対してミの振動数がおよそ1.2599209倍(永久に少数続く)
平均律は ソが「純正ビートなし」よりすこし狭い
     ミが「純正ビートなし」よりかなり広い となります
試しに平均律ピアノで響きよく「ド―」とやりながら頭の中もしくは小さく声に出して
「ハモる」ミ―を思い浮かべてください(人間に心地よい音程です)
そこでおもむろに「ミー」をたたきますと耳の良い人なら「こりゃ高い!」と思うぜ!