リストと同時代と言えば、アントンとニコライ・ルビンシュテイン兄弟を忘れるわけにはいかないか。
アントンはコンサートピアニストとしても、教育者としても活躍し、成功を収めた。
強靭なタッチは、おそらく若いリストと同等かそれ以上だったかもしれない。
ただし、リストの弟子の証言によれば、リストの方が優れていたよう。
アントン自身も、ピアニストとしてのリストを賞賛しているので、本人もそのように認めていたのかも・・・。
ただ、ロシア派を形成し、ホフマン、レヴィーン、ラフマニノフなど多くの人間に大きな影響を与えたという点は、
多くの面でリストの領域に最も近づいたと言ってもいいかもしれない。
ニコライの方は、教育者として活躍したが、才能は兄よりも上だったと言われる。
弟子のザウアーによれば、演奏はタウジヒに近いタイプと言えるらしい。