ただただ、指揮台の上でひたすら暴れるだけのベートーヴェンには閉口。
音は鳴っているが見た目ほどではなく、音楽は平板。
朝比奈の頃よりアンサンブルは整っているかもしれないが、良いわけでも無い。
管の音程の悪さは露呈していた。弦を鳴らしたければ、それに見合った管楽器の音量が必要。
朝比奈が管を倍にしていた理由も良く分かった。
弦と管のバランスも悪い。この手の音楽にはもう秋田。

ベートーヴェンの解釈も全く伝わってこない。
わざわざ弦を対抗配置にしたのに、今流行のなんちゃってピリオド的演奏でもない。
ベーレンライターを使ったかは知らないが、楽譜に忠実と言うわけでもない。
フルトヴェングラーや朝比奈がやっていたような大シンフォニーに仕立てるわけでもない。
かといって、超個性的なベートーヴェンになっていたわけでも無い。
ただ、踊り狂っていただけのベト7。
結局、サド伯爵を小粒にしたのが、大植だったということですな。
マーラーでは誤魔化せても、古典派はやはり誤魔化せない。化けの皮剥がれたり。