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ピアノを弾くときに利用できるエネルギー源は、重力と自分自身の筋力しかない。
逆に言うと、物理的に効率よくピアノを弾くためには、筋力だけでなく、
重力による自由落下をうまく利用してやるのがよりよい方法だということになる。
つまるところ、これが重力奏法の要諦。

「ピアノの音量の大きさは、かけた重さの量に比例する」
↑この誤った考えを主張するのが重量奏法。
この根底にはピアノの仕組みと物理法則についての無知がある。
ピアノの音量は弦を打つハンマーのスピードで決まる。
ハンマーのスピードを変えるには、鍵盤を動かすスピードを変えればいいのであって、
「腕の重み」なんてのは関係ない。
「重量奏法と重力奏法を混同している」と言ったのはそういう意味。

詳しいことは、『シャンドールピアノ教本』の第4章‐自由落下‐でも読んで下さい。
あと、第3章‐演奏する身体のメカニズム‐もあなたの関心に応えてくれるはずです。