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新国立・コシファントゥッテ・3月21日初日 ピュリニー さん 3月22日(火) 23時1分

私も、それほど数は多くありませんが、1986年のキリ・テ・カナワとアンネ・
ゾフィー・フォン・オッターの姉妹役のロイヤル・オペラ来日公演以来、折にふれ
楽しんできたオペラの一つですが、昨日の公演ほど、このオペラの痛切さを感じた
ことはありませんでした。
きっと、それなりに年齢を重ねてきた、こちら側の受け止め方もあると思いますが、
フィオルディリージが最後にフェランドに口説き落とされる瞬間「神よ助けたまえ」
「ああ神様。ひどい人。」と歌う場面の、ヴェロニク・ジャンスの歌唱!言葉も
ありません。
付け加えるなら、モーツアルトの音楽をデリケートに奏で続け、全編モーツァルト
の音楽の充実感を感じさせてくれた指揮とオケに感謝します。

モーツァルトが、人類の至宝とも言うべき「フィガロの結婚」と「ドン・ジョバンニ」
のあとに、なぜこのオペラを書いたのか、ようやく心から分かったような気がします。