いやあ我ながら良く聴きました!!!しかも全くハズレなしどころか、当たりばかり。ここまで水準が高いとは!
はっきり言ってこの値段の5倍払ってもお釣りが来る位のものばかりで
ことに、イザイSQの13番、パスキエのVn協奏曲、デュメイ&コセ&堤のトリオ、アクサントゥス、コンツェルト・ケルンの全ての演奏会は、いずれも今年のベストに入りそうなものばかり。
特に今日の締めくくりとなったミサ・ソレは初日よりも更に完成度が高くなり、テンポもよりゆっくりで、神がかった演奏。
恐らくオケと合唱に関してはこれほど美しいミサ・ソレを生で聴くのは不可能と思えるほど。

グロリアの追い込みの激しさ、サンクトゥスの美しさ、アニュス・デイの神々しさ・・・。
合唱指揮者として名を成しているロイスの棒がまた非常に真摯で素晴らしく、1音1音慈しみながらしかしどこまでも自由闊達に大きく呼吸するもので
聴いていて気持ちのいいこと!!!
終演後のスタンディングオベーションもすばらしいものでした。フランスなら絶対手拍子でしたでしょうが・・・。

また今日は朝イチのレジス・パスキエのVn協奏曲が良かった。
ドイツ系の音楽作りとは全く異なる旋律美とテンペラメントの閃光を大事にする実に個性的なものですが
これまた1音1音を丁寧に丁寧に扱いながらも、極めて大胆な伸び縮みを繰り返しちょっと聴いたことのないような感銘を与えてくれました。
レジス・パスキエと言えばフランス音楽のイメージが強いのですが、この後のロマンスでも三重協奏曲でも実に見事で
これほどのベートーヴェンを聴かせてくれるとは正直言って思っていませんでした。
またイザイSQも恐ろしく手が込んでいて、繊細の極みともいえるppppから非常に大胆かつ攻撃的なfffにいたるまで一体何十段階あるのだろうというべきダイナミクスの幅をもって迫ってきました。
ことに今日の13番&異常な難曲大フーガでの説得力溢れる演奏には脱帽でした。
またフンメルとかヴォルジーシェクとかヴィルムスとかエーベルルとかちょっと生では聴けそうも無い素晴らしく面白い珍品が聴けたのも幸せなことでした。