リストのピアノ協奏曲第1番は別名トライアングル協奏曲と呼ばれているけれど、
あれは第一に頻繁に出てくるからそういうあだ名なのであって、
超絶技巧というほどのものではないのでは。
持っているCDだと、ベルグルンド指揮フィンランド放送響(EMI)のシベリウスの交響曲第2番に
カップリングされているフィンランディアのトライアングルの音は、ものすごく澄んでいて、
あれを上回る美しいトライアングルを聴いたことはないというほど。
(CD録音の上では、の話。生だとまた違ってくるだろうが)
本体や撥の大きさ・太さの種類、曲に合わせて選ぶ加減などが色々あるのだろうが、
そのフィンランディアではたぶん細めの撥じゃないかな。あれは太い音ではない。

給料の話から外れるが、漏れが見たことがある面白い使い方としては、
タン・ドゥンが好んで使う手法で、トライアングルを叩きながら水に沈めたり引き上げたりすることで
音程が上がったり下がったりする。トレモロしながら使うと効果的。
武満徹は同じことをアンティークシンバルでやっている。(マージナリアとか)
あと5つくらい、異なる大きさのものを順番に並べて、平手で思いっきりバチーンとぶったたくと
すごい音がする、という演奏効果のある曲を見た事がある。
打楽器奏者のコンサートだったかな、生で。あれは録音だとレヴェルやバランスが難しいだろうし
だいいち聴き手が受けるショックがぜんぜん違うのでは。