パブロ・カサルスのベト「チェロ・ソナタ集」を
伴奏ホルショフスキーと、ゼルキンとで、聴き比べする。
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ゼルキン盤では、
この年下の、みずみずしい情熱の発露と的確な様式感の天才を相手に、
カサルス翁、眠りかけてた創造力とインスピレーションとを刺激されて、
盛りがついた牡牛のようなチェロを聴かせる。
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一方、魂の朋友ホルショフスキーとは・・、
2人の智慧深き修道士が、修道院の中庭の回廊に腰を下ろして、
静かに言葉をひとつひとつ選びつつ語らい合う、
そんな平和で内省的な世界が、泉のように湧いている