それだけ和声法は実際の楽曲から乖離したルール体系なんでないかな。
たとえば実際の楽曲を芸大和声に当てはめると説明できない部分が多いよ。
テキスト中にも「何の楽曲から法則性を帰納したか」が明示されてない訳だし。

ただ、曲を作るときや分析するときに「縦の響きの連なりがどうなっているか」という視点を用意する点においては、とても有用だと思う。
そういうファクターを必要とする人にとっては和声を勉強する意味あるのではないかと、個人的には思っている。

ちなみに楽曲から帰納して和声を体系付けた本としては「大作曲家11人の和声法」とかがあるかと。これは作曲家別に和声化してある。