>>525
確かにそうだ。時代の風潮と無縁ではない。日本だけではなく、
世界的に「昔はよかった」みたいな雰囲気になってる。
馥郁たる古きよきヨーロッパの香り、分析ではなく共感を求めて
人々は後ろ向きになりつつある。
だがそれは「未来を閉ざした」思考そのものだ。
そういう危険な兆候と真っ向から戦っているのが、たとえばギーレン
だろう。
だが人々は言う。「頭のいい分析はもう飽きた」「感興がない音楽は
もう沢山」etc...。
1930年代もそういう雰囲気だった。ワインガルトナーらに代表される、
古いスタイルのベートーヴェンに対するアンチとして、ベームらの新古典主義
派が台頭してきたが、それはつかの間の打ち上げ花火で、人々は時代の
閉塞と共に、フルトヴェングラーやクナらの繰り広げる魔術に夢中になった。
クリュイタンスなど、長いこと戦前派の古臭い演奏スタイルとして省みられなかった
のだが、このスレでも復活してるしね。