【無限】最強のベートーヴェン交響曲全集4【ループ】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0418392
05/03/12 14:25:15ID:QiVVpf51やっと聴き終わりました.ベトヲタというよりは中途半端なケンペヲタに近いので微妙な感想です.
あくまでも私見ということで….(以下,長文です)
ケンペの演奏でまず思うのは オーケストラが伸び伸び演奏している ということでしょうか.トスカニーニ
やムラヴィンスキーのような,厳しく鍛えられたオーケストラの名演も素晴らしいと感じますが,ケンペの
演奏は,それと対極にあるものだと感じます.
他の演奏でも言えることですが,ケンペの演奏には歌心があり,オーケストラがよく鳴っています.そして,
例えば私は他に WPh. との ウィナーワルツ集 (Testament) や BBC響 との 大地の歌 (BBC) などを持って
いますが,共通しているのはリズム感で,音については,どれも非常に個性的なものです.ひょっとすると
ケンペのスタイルは音はオーケストラのもの,リズムは指揮者のものだということだったのかも知れません.
演奏法(→音)を曲や指揮者に合わせるのではなくて,音はあくまで楽団に任せ,むしろ楽団の個性を引き
出すことがケンペの優れた所と言えるのではないでしょうか.
当盤は間違いなく名盤中の名盤です.けれど,この演奏は決して「スタンダード」な演奏だとは思いません.
他の演奏では意識しなければ聞こえないような副旋律や装飾的な音がビンビンと耳に伝わってくる (他の EMI
の録音から考えても録音技術によるものではなく,それほどケンペが副旋律を大切にしていたからでしょう).
副旋律が活かされたからこそ主旋律が活きた,だから名演なのだと感じます.
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています