さまざまな全集が話題に上がるけど、品格、知情意のバランス、
譜読みの深さ、指揮者の統率力とオケの自発性のバランス、
練習の緻密さ、そしてなにより意識の高さにおいて、
やはりクレンペラー盤を超える全集は無い。

マーラーから受け継いだ、ベートーヴェン=リスト=ワーグナー
流派のベートーヴェン解釈をいったん消化した上で、虚飾を廃し、
ベートーヴェンに不必要な過度なロマンを取り除き、吟味に吟味を
重ねた演奏は、永遠の普遍性を獲得している。