私が最も好きな演奏は、ジェームズ・レヴァイン/フィラデルフィア管の
1977年録音です(BVCC−38136)。

この演奏は、録音も含め、音の響きの見通しが非常に心地良い演奏です。

この主な理由は、オーケストラの響きとレヴァインの指揮が自然な音楽
の流れを形作っている故でしょう。

このレヴァイン盤は、交響曲作家の作品として、交響曲そのものをじっ
くりと私たちの目の前に呈示してくれる、そして更に、マーラー自身が
第5交響曲に取り組んだ意欲といったものをも、心地よく聴き手に感じ
させてくれる感触を持った優れた演奏だと思います。

そして、レヴァイン指揮のマーラー録音の中でも、この第5番が最も優れ
ていると思います。