一昔前は飛ぶ鳥も落とす勢いだったのにね・・・
我が家でのブリュッヘンの扱いが現在の彼の扱いだと思う。

15年前は家族全員がブリュッヘンのファンだった。
嫁さんも熱心なファンだったし、当時7才だった娘もファンだった。
理由は、「独創的・エネルギーに溢れる・カッコイイ」からだって。
そんなわけで、家族でオランダに行っては18coのおっかけまでしていた。

現在はというと・・・
嫁はギーレンとツェンダー、古いところだとブールに執心の様子で、
ブリュッヘンは「終わった指揮者」という。
ブリュッヘンのモーツァルトを聴いていたら、「カンブルランを聴け」と注意された。
娘はハーディングとドゥダメルのファンという典型的な腐女子っぽい聴き手になった。
ブリュッヘンのベートーヴェンを聴いていたら、「パーヴォ・ヤルヴィを聴け」と注意された。
リスニングルームの一角にあったブリュッヘンのCDは、すべてオレの寝室に移動され、
ヘンスラーと若手指揮者のCDがスピーカー周辺に溢れかえっている。
去年、久しぶりにオランダへ家族旅行に行っても、シェーンベルク・アンサンブルとズウェーデンが目当てという
悲しい有様だった。

ブリュッヘン、頼むから復活して、こんな肩身の狭いを思いから解放してくれよ。