カール・リヒターについては、1998年3月と9月にクラシカ・ジャパンで「カール・リヒターの遺言」
という1時間15分のドキュメンタリーを見るとよい。リヒターのバッハ演奏の卓越さがわかる。
リヒターのバッハ演奏に入れ込んだ『魂の叫び』というものは、未だにそれを超える演奏は皆
無と言ってよいだろう。

数多くのCDについては旧知の事なので今更言うまでもないが、残された映像については、一
部を除いてはまだあまり知られてないと思う。
バッハでは、マタイ受難曲・ヨハネ受難曲・ロ短調ミサ・ブランデンブルク全曲・オルガン曲(トッ
カータとフーガニ短調BWV565他3曲)・チェンバロ曲(パルティータNr.1BWV825他3曲)。
ヘンデルでは、オルガン協奏曲10曲・王宮の花火の音楽。
以上がドイツのbeta film社が撮った35mmフィルムで映像として残されている。クラシカ・ジャパ
ンで放映され、手元にダビングしたものがあるが、どれも全盛期の演奏で素晴らしい。

今は伝説になっている、1969年のミュンヘンバッハとの来日のナマ演奏の感動は、36年経とうと
している今でも生々しくよみがえって来る。