8番については、ヘルマン・シェルヘンのルガノ放送管のライブを
絶対聞いてみて欲しい。ベートーヴェンが意図していた解釈か、
また名演といえるかどうかは別として、この超高速の演奏で
「9曲の中で一番つまらない作品」という、8番に対する自分の
考えが変わった。

ワルターなどによって「優美な曲」というイメージが強かった
4番の認識をガラリと変えたのはかのカルロス・クライバーの
ライブだといわれているようにも思うが、シェルヘンのこの
ライブも、8番についての印象を変えるエポックメイキングな
演奏だと思う(演奏録音自体は1965年だが)。