NAXOS「日本作曲家選輯」十壱枚目脳内補正して聴く
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0001名無しの笛の踊り
04/12/21 08:40:52ID:3RUKW/1I今後も続々発売いたします。
乞うご期待ください。
http://www.naxos.co.jp/japaneseseries.html
過去スレ >>2
関連スレ >>3
0153名無しの笛の踊り
04/12/30 17:54:41ID:1psJ6NKo不思議な事に、漏れは両方とも右側が好きで左側が嫌いだよ。
シェーンベルクは曲によっては許せるんだけど、ブラームスは何かダメ。
0154名無しの笛の踊り
04/12/30 19:03:45ID:iX5Fj85r0155名無しの笛の踊り
04/12/30 19:34:44ID:EDUg4lzP0156名無しの笛の踊り
04/12/30 19:38:08ID:EDUg4lzP0157名無しの笛の踊り
04/12/30 20:54:41ID:cyRTm38s0158名無しの笛の踊り
04/12/30 21:18:34ID:hLt/jhoB0159名無しの笛の踊り
04/12/30 21:25:05ID:cyRTm38s早坂先生もひょっとこみたいな顔した写真があるぞ
0160名無しの笛の踊り
04/12/30 22:06:13ID:IbQ3aARr0161名無しの笛の踊り
04/12/30 22:20:37ID:0kqpCrj2その発想がすでに差別的〜
0162名無しの笛の踊り
04/12/30 22:31:31ID:cyRTm38s欠点じゃないのか?w
0163名無しの笛の踊り
04/12/30 22:56:09ID:q0BQ2Heh0164名無しの笛の踊り
04/12/30 23:29:09ID:0kqpCrj20165伊福部ドラマ
04/12/30 23:29:35ID:z8o/Z8j2プロデューサー/細谷哲男
ドキュメント演出/松本 創 ドラマ脚本・監督/吉雄 孝紀
出演/伊福部昭/高橋和也 妻・愛子/高橋麻衣子
早坂文雄/高田則央 三浦淳史/荒川基幸
父・利三/織本順吉
ナレーション/山田英寿
0166名無しの笛の踊り
04/12/30 23:59:15ID:z8o/Z8j2諸井先生は「2ちゃんねる」については、次のように述べている。
昨今の此の掲示板が引き起こした社会的事件の内容を鑑みれば、
かかる掲示板は、青少年の健全な発達を阻害する要因となることは
容易に理解せられるのである。
よって、これらの掲示板の存在を是とする意見には与することは
できないのである。
ちなみに諸井先生から「あめぞう」や「まちBBS」については、
何も聞いた覚えはない。
0167名無しの笛の踊り
04/12/31 00:00:01ID:Jy4imKj80168名無しの笛の踊り
04/12/31 00:18:03ID:r6xwjtjc○ 内容に鑑みれば
0169名無しの笛の踊り
04/12/31 00:54:58ID:hcebR1Vmこれも売れるぜ
0170名無しの笛の踊り
04/12/31 01:13:44ID:izTk4oVr0171キタ〜 やっぱ少し怖い
04/12/31 15:51:25ID:eWTI2GjT0172名無しの笛の踊り
04/12/31 16:00:25ID:JQGVFokhそれもう放送されたの?
017492
04/12/31 20:29:47ID:WFKfrIcF山田耕筰は、結構後輩の世話をよくしている。特に、一度でも自分を頼った人は最後まで世話をみた。
早世した貴志康一などにも、死後何年もたってなお、楽譜出版に尽力したり(途中、山田が病に倒れたため中止)と、遺族が泣いて喜ぶほど尽くしている。
0175名無しの笛の踊り
05/01/01 02:08:34ID:8cEMC9tvいくつかありました。山田は凄い。
0176名無しの笛の踊り
05/01/01 03:18:39ID:FNjOqjGt早世した貴志への山田の尽くしぶりは本当に純粋な、芸術家らしいものでした。
なお、山田の編纂によって貴志の歌曲が戦後に出版されています。
0177名無しの笛の踊り
05/01/01 09:22:08ID:QjY4fO1n0178名無しの笛の踊り
05/01/01 09:36:13ID:Wxbbkkls0179名無しの笛の踊り
05/01/01 09:50:46ID:CxrALWndあと、戦争に協力した側としても指弾されてた。
0180名無しの笛の踊り
05/01/01 10:38:26ID:QjY4fO1n0181名無しの笛の踊り
05/01/01 14:21:20ID:DDvHWEnc語っていたとかいないとかいっていたような気がしない
0182名無しの笛の踊り
05/01/01 14:56:09ID:SK01tbIh018392
05/01/01 15:24:55ID:9jq4QGH00184176
05/01/01 22:30:11ID:FNjOqjGtそれはほんとうの話で、私の先生が山田耕筰に話を聞きにいったら、
ほとんどその話に終始して辟易したとか。肝心の証言はほとんど
取れなかった模様。
0185名無しの笛の踊り
05/01/01 23:05:28ID:SOOu6OJb「ある知恵の足りない男に『池に向かってオナニーすると子供が出来るぞ』と嘘を言った。
男は真に受けて池の水面に向かって射精。数日後の雨の日、池でおたまじゃくしが泳いでいる。
男は池に向かって呼びかけた。『おとうさんだよー』」
おもしろいか?コレ。
0187名無しの笛の踊り
05/01/02 00:21:43ID:WmfIvqW2これは江戸小咄の「畑の傍を通りかかった若殿が急に催して、
マクワウリで埒を開け、ポーンと畑に放り込んだ。何ヶ月か
して同じ畑を通りかかると畑の中から『父上さまー』と呼ばれ
た」という話の変形ですな。いかにも耕筰の好きそうな話です。
スレ違いスマソ
0188名無しの笛の踊り
05/01/02 02:22:52ID:B956Ujcl「OMIYAGE」で、中学一年の時にベートーヴェンのピアノ協奏曲第三番
に感動したとあったけど、あれは別に第三番じゃなくてもよかったのね。
坂本龍一:何でもよかった。だけどやっぱり第五交響曲じゃ、ちょっとまずかった。
諸井:ちょっと重すぎる?やっぱり短調でなければいけないわけ?
坂本:わりとそうみたい。
諸井:それをちょっとききたかったんだ。どうして短調のベートーヴェンっていうのを
とらえたんだろうか。
坂本:長調はまず耳に入ってこない。第九は荘厳すぎるし、それに政治が多すぎて・・・
諸井:よけいなことが多すぎる・・
坂本:そうですね。第三協奏曲というのは決して傑作だとは思わないけど、12歳の
少年の耳をとらえるには適度な通俗性と形式性、ロマン性と長さがある。それを
論理性とまではいかないけど、ドイツ的な面もあって、都合がいい曲だったんじゃ
ないかと思う。
諸井:僕はそのことを読んでから、第三のスコアをめくってみたのよ。そしたらレガートじゃ
ないのね。わりとスタッカートの音楽なの。そこのところがあなたの音楽に似ている
んだよ。
坂本:あ、ほんとだ。小学校五年の時に松本民之助の所に最初に行ったとき、発表会み
たいなのがあるんですよ。何でもいいから自由につくってきてくれと言われた。同年代
ぐらいの生徒たちがいて、みんなは知っているコードを左手で分散和音の伴奏をつけて
歌えるメロディーを書く。ショパンみたいなのをね。僕はバッハのインベンションとツェル
ニーを合わせたようなのを書いた。全部16分音符で。僕としてはただ好きなのを書いた
んだけど、やはりそういう要素があったんじゃないでしょうか。
0189名無しの笛の踊り
05/01/02 07:17:24ID:AVmQkd1r0190名無しの笛の踊り
05/01/02 07:26:57ID:4Q3skyluクラオタみたいな発想だな。有名どころを避けるところが。
0191名無しの笛の踊り
05/01/02 09:57:02ID:3oU+DTumSKMTは普通にクラヲタだと思うけど。
0192名無しの笛の踊り
05/01/02 13:35:47ID:fTwEDZbO五つのお話しと 交響曲の3番と あと一つは なんかの交響詩みたいなのだった
0193名無しの笛の踊り
05/01/02 15:03:46ID:HyvwgyYj0194名無しの笛の踊り
05/01/02 15:05:47ID:HyvwgyYj0195名無しの笛の踊り
05/01/02 16:46:25ID:tIO9Tkzl多分、ヤブロンスキー/ロシア・フィルではなかろうか?
そして、伊福部の時みたいに散々な言われようして・・・
0196名無しの笛の踊り
05/01/02 16:47:43ID:Md5EXen10197名無しの笛の踊り
05/01/02 18:04:02ID:M95TRXd8大木作品集はぜひ出して欲しい。ベトナムかヒロシマが
聴きたいよ。あとスレ違いだけど「人間をかえせ」も再発売
されないかな。
019892
05/01/02 19:50:21ID:MoWuRn9d『ベトナム』だと、典型的社会主義リアリズムな部分が多いですから、誰かと被るんじゃないでしょうか?
あと、NHKだかに権利売っちゃった(戦前の大木はド貧乏)とかいう工場交響曲が見つかれば、八分程度の曲だから入ると思います。
ところで、大木が一番好きで、書きたかった曲ってのは「元気なアレグロ」だったらしいんですが、実際には、それが一番書くのが苦手なスタイルだったそうです。
で、やっと書けた理想のアレグロが遺作の『ベトナム』の第三楽章だったという皮肉。 余談になりますが、同曲の第四楽章を初演で聴いた英子夫人は、何故か涙が止まらなくなったそうです。
「ヒロシマ−ソンミ」と名付けられた追悼の曲なのですが、それが何かの遺言か、別れのことばに聴こえたのだとか。
その直後、大木の癌が発見されます・・・
0199名無しの笛の踊り
05/01/02 21:01:18ID:HyvwgyYj0200名無しの笛の踊り
05/01/02 23:56:27ID:Md5EXen10201名無しの笛の踊り
05/01/03 02:05:41ID:EfLDPtGG0202名無しの笛の踊り
05/01/03 04:00:54ID:Z6jpzZk1大澤氏…偉大だなぁ。お孫さんはまだここきてますか?
0203名無しの笛の踊り
05/01/03 09:20:45ID:TPkIufbF0204名無しの笛の踊り
05/01/03 10:24:23ID:6P3xfzvI0205名無しの笛の踊り
05/01/03 10:42:39ID:3gBpH4SZ0206202
05/01/03 15:29:58ID:Z6jpzZk10207名無しの笛の踊り
05/01/03 16:07:23ID:YnbUNbTF0208名無しの笛の踊り
05/01/04 00:13:05ID:LP7Hy+3O何とピアノ協奏曲が7曲もある。きいてみてー。
0209名無しの笛の踊り
05/01/04 00:14:12ID:55NXvOAH0210名無しの笛の踊り
05/01/04 00:34:36ID:bte1Dwbi■5つの民俗旋律/山形民謡によるバラード/扉/交響的楽章「アラマルチア」
●湯浅 卓雄(指揮)、ボーンマス交響楽団
0211名無しの笛の踊り
05/01/04 10:53:51ID:LLr/g8UH大澤壽人と大栗裕が楽しみ。
大栗裕はナクソス版のがヘタッピだったんで、
そのイメージを払拭してくれる名演を期待してる。
0212名無しの笛の踊り
05/01/04 16:48:41ID:0UmJWARD0213名無しの笛の踊り
05/01/04 17:16:38ID:0UmJWARD/諸井三郎はベルリンのホッホシューレ出身でシュラッテンホルツに作曲および理論を師事、ブラームス楽派の直系である。また、諸井によればセザール・フランクの芸術に影響を受けたそうだが、フランクの宗教的な高い理念にまで到達することが諸井の未開拓の世界である。
/諸井三郎の芸術の美点はその理論的構成力にある。秩序と部分の構造およびその相互関連においてある見事な完成を示している。諸井の「旋律」はトナリティが明確であることは少なく、より無調的になる。
/諸井の場合、理論は思想に結びつくよりむしろ「技術」と結びついているようにみえる。諸井の芸術は生活的・具体的な現実生活からますます遠く抽象的になる。
/早坂が諸井に期待するのは、諸井が西欧的知性や教養の豊かさ、理論的構成力、自意識などをすべて洗い落とし、真の自己自身に徹した超脱的・超越的な、深い人間感を伴った単純化の芸術に入ることである。
0215名無しの笛の踊り
05/01/04 23:59:41ID:PYejuvAG諸井の旋律はあの程度でも「無調的」と思われていたのか・・・
戦争中ということを割引しても、諸井みたいなタイプの音楽の評価に
まつわる問題みたいなものが出ている気がする。(と言うだけでは曖昧
だが、とりあえず直感的印象だけ書いておく。考えがまとまったらまた
その折に、ということで被御免)
0216名無しの笛の踊り
05/01/05 00:45:20ID:X7Fydikaでないかなー。
大栗は省いてもいいやw
0218名無しの笛の踊り
05/01/05 01:25:40ID:iqaj+Zmy早坂文雄のピアノ作品を高橋アキさんが弾いたディスク、とてもよかった。
『ノクターン』。
このスレの人なら喜ぶかと思いまして。
0219名無しの笛の踊り
05/01/05 06:53:26ID:7suGHteZ0220名無しの笛の踊り
05/01/05 12:46:30ID:QyOFDoHj今から鑑賞タイムに入る(;゚∀゚)=3ムッハー
0221名無しの笛の踊り
05/01/05 13:08:13ID:RjsWFnWY■交響的幻影「イタリア」/史譚交響楽「天草四郎」/Fantasia/ クーラント舞曲
●矢崎 彦太郎(指揮)、トゥールーズ室内管弦楽団
0222清瀬発言
05/01/05 13:10:35ID:RjsWFnWY清瀬が大木の管弦楽作品に最初に接したのは、記憶に間違いなければ、
今は存在しない国民交響楽団が《第一交響曲》を演奏した時である。
その後《信濃路》で本当の大木の抒情に接する思いがした。
大木の性格は、やや暗く、時に悲痛さを帯び、論舌鋭くつめよる時
など劇的要素を感じさせるが、《五つの話》や《夜の瞑想》または
萬葉集に音楽をつけたものからも、デリケートな抒情を感じること
が多かった。《ヴァイオリン、ティムパニ司伴楽を含む交響舞曲羽衣》
は文化中央聯盟の皇紀二千六百年記念音楽会に発表されたもので、
非常な長編、力作であるが代表作ではないだろう。
弦楽四重奏曲《七つの小品》の中では、大木が親しんだ尺八の効果
を出そうと苦心している。以上のほかに《工場交響曲》《農民交響曲》
《鑛坑》などの管弦楽作品がある
0223清瀬発言
05/01/05 13:11:36ID:RjsWFnWY箕作の管弦楽作品で代表的と思われるのは、堅実な《古典組曲》や
フランス的な《2つの詩》を経て一つの完成を示している
《シンフォニエッタ》であろう。一方、日本和声の論求を具体化した
と思われる歌曲集《僧院と尼僧》《落葉》などから《閨秀抒情詩集》
《現代詩第一、第二、第三 啄木詩集》《芭蕉紀行集》、ピアノ曲
《夜の狂詩曲》などに見られる技巧も現れている。この方向は
《ヴァイオリンと室内管弦楽のためのソナタ》で、よりその円熟
を示しているようだ。これらの作品の諸要素を含んで発展した作品
として未完の《第一交響曲》の第1楽章に注意したい。
これは《序曲》として文化中央聯盟の皇紀二千六百年記念、
懸賞当選作品として発表されたが、交響曲としての完成を期したい。
なお、《ヴァイオリンと室内管弦楽のためのソナタ》は
《ヴァイオリンとピアノのためのソナタ》に、《二つの詩》
はピアノ独奏およびヴァイオリンとピアノ用にそれぞれ編曲
されている
0224清瀬発言
05/01/05 13:12:57ID:RjsWFnWY主な管絃楽曲としては交響詩曲《櫻》と《月見草》《四季》等であろう。
さいきん発表されたオーケストラ伴奏の女声独唱曲《熊野》は、
謡曲の歌詞を用いてこれを現代化したもの。
松平頼則
さいしょの室内管絃楽曲《パストラル》は短いが純粋の感を抱かせる。
感覚主義的でなく内政的な静かさがある。
《南部民謡を主題とするピアノとオーケストラのための変奏曲》は、
五音音階的ではなく《パストラル》よりも現代的で流動的である。
このほかに管弦楽作品として《ピアノとオーケストラのための協奏曲》
、室内楽としてのみならず代表作の一つに数えられる《フリュートとピアノのためのソナチネ》がある。
《フリュートとクラリネットのためのソナチネ》は愛すべき小品、
なお《セロとピアノのためのソナタ》は《弦楽四重奏》とともに近く発表される。
0225清瀬発言
05/01/05 13:14:32ID:RjsWFnWY在仏当時の管弦楽作品《古代旋法による緩徐調》は、
フランス的正統派の技巧の中に故国への憧れを強く示した作品。
これと同一線上にあると思われる《隅田川》は、
より力が入り円熟している。このほかオーケストラ伴奏の
《オークラロのための組曲》、近作《父なる我は》がある。
室内楽としては《弦楽四重奏》が代表作であろう。
さいきん公開発表される《フリュート・ソナチネ》は2楽章ものだが、
非常に円熟し完成されている。このほか管弦楽に音詩《砧》、室内楽に《木管五重奏》がある。
小船幸次郎
小船は特にリズムに日本的要素を探求しているようである。
そうした意味からは《第一序曲》や《祭り》に興味をもつ。
しかし小船の代表作は《弦楽四重奏》だろう。
このほか、室内楽に《三つのインヴェンション》がある。
さいきんは指揮者として多忙で新作を発表しないが、
今後いかに発展するかが期待される。
早坂文雄
早坂は日本の伝統に目をむけ、そこの作曲の基底を求めようとしている。
作品リストは目下主に管弦楽とピアノ曲である。
特に主力を注いでいる管弦楽作品としては、《二つの讃歌への前奏曲》
に始まり、《古代の舞曲》ではその純粋性と完成度の高さに驚く。
さいきん発表された《左方の舞と右方の舞》は、さらに円熟しており
オーケストレーションの巧妙精緻さは非常なものだ。
室内楽または室内管弦楽と見るべき《夜の田園詩曲》は、
いわゆる民族的田園詩曲ではなく詩的なものだ。
行進曲風のものとして《序曲ニの長調》がある。
最近作《讃頌祝典之樂》においては、いままでとかなり
異なったオーケストレーションがなされているそうだ。
0226清瀬発言
05/01/05 13:38:18ID:RjsWFnWY早坂と同じ北海道出身で友人どうし。管弦楽曲《日本狂詩曲》は明確な個性を現している。
《土俗的三連画》は、狂詩曲とほとんど同じ傾向を示し、
より巧妙に凝縮されている。ピアノという楽器に力を吹き込もうとして、
さいきん発表された《ピアノとオーケストラのための協奏風交響曲》がある。
萩原利次
新人であるが、管弦楽曲《五音音階によるエチュード》がある。
五音音階によるとはいえ、多くの現代曲の洗礼を受けて抽象化された
ものといえよう。ピアノ曲《日本祭礼舞曲》の中にも同様の傾向が見
られる。萩原はリズムに興味を持つが、舞曲に走らずリズムを抽象化
する方向に行くのではあるまいか。さいきん発表された管弦楽曲
《鳴り響く太鼓》(第1番)は転調の面白さは感じられるが、
ねらいが明確でないように思う。室内楽曲として《フルートとピアノの三楽章》がある。
石田一郎
石田と萩原はコントラストをなし、石田は詩的、文学的で静的である。
歌曲には《賦》《三月》《田澤温泉》《鳥羽繪》《山峡早春》、ピアノ曲に《遠退く町》
などが代表的であろう。室内楽では木管四重奏の《小組曲》、
《ピアノ五重奏》と続く。管弦楽曲では《祭り》と
《ピアノとオーケストラのためのファンタジー》があるが、未だ聴く機会を得ないので紹介にとどめる。
江文也
管弦楽曲の中では《台湾舞曲》を代表作と見たい。初期の作ではあるが非常に個性
豊かな完成作品である。さいきんレコード化された《孔子廟の音楽》
は未だ聴く機会を得ない。このほか《北京の印象》《白鷺幻想》
《第一交響曲 ラ・ヱツポヱカ》などが主なものだろう。
室内楽作品としては《フリュートソナタ》と《生?トリオ》が主なものである。
0227清瀬発言
05/01/05 13:39:29ID:RjsWFnWY京阪在住の多才、多作な作家である。《交響曲第1番》《交響曲第2番》
《交響曲第3番》があるほか、《ピアノ協奏曲第一》《ピアノ協奏曲第ニ》《ピアノ協奏曲第三》
《ヴァイオリン協奏曲》《小交響曲》《組曲》《交響幻想曲》
などがある。室内楽にも《弦楽四重奏》《弦楽トリオ》その他多数。
さいきんは、どのような発展を示しているのであろうか?
大築邦雄
大築も京阪在住である。最初の作《オーケストラのためのトッカータ》は雅楽的傾向を示すがラヴェルの影響が見られる。
このほか《舞》《行列》《長係樂》、混声合唱とオーケストラのための《雪山の修行者》がある。
室内楽としては《弦楽四重奏曲》がある。
尾高尚忠
尾高はウィーンで研究した人だが、その作品は民族的傾向を示している。
管弦楽作品としては《日本組曲》《カプリチオ》《芦屋乙女》《みだれ》《組曲 第一、第二》
などがあり、そのオーケストレーションは美しい。
室内楽としては、《三重奏》《弦楽四重奏》が近く発表される。
0228清瀬発言
05/01/05 13:40:31ID:RjsWFnWY石井の本性中には多分に民謡的なものがあるが、
その要素を発展させることによって、より明確な世界が打開できるのではないかと思う。
管弦楽作品として《建国讃歌》《二つの田園曲》《交響的序曲》《小組曲》などがある。
《小組曲》は室内楽としても発表された。
須賀田磯太郎
その作品はすべて管弦楽作品であるようで、雅楽的傾向を示す。
《日本繪巻》《祭典前奏曲》《前奏曲とフーガ》《交響的舞曲》《国民詩曲》
《興亜序曲》(皇紀二千六百年記念)《交響行進曲三題》(我等の皇軍、歓喜、英霊追悼迎曲)
《日本古典組曲》《双龍交遊之舞》など、すこぶる多い。
八木傳
八木はロマンティックな弦楽四重奏《街頭風景》第一、第二、第三より管弦楽に至り、
急にスタイルが変わって《穂朶期》《日本古代舞曲》《農閑期》(合唱つき)
《農繁期》と土の香りが濃いものへと転じてきた。
0229早坂文雄
05/01/05 14:04:01ID:RjsWFnWY大木は情熱の人だ(情熱過多で内省の余裕がない)。
行動的積極的なので氏の情熱は芸術創作のうえに、音楽政治的活動のうえに良い結果をもたらしている。
大木はまた主観的観念の強烈な人だ。
このことが氏の作品に普遍性を失わせる主たる原因となっているが、
氏の場合、むしろこれは美点である。氏は近年、民族主義的傾向に転進したが、
これは氏にとって自然な変化だった。
今日の芸術は、作品の基底的な思想的条件として、悠遠崇厳な過去と輝かしい
未来に期待する歴史的な思想的なロマンの心情に即した歴史的自覚をなさねばならぬ時代
であるように思うが、大木はこのような時代性格を直感している。
大木はロマティスとである。ただ西欧的のロマン主義と違って、民族主義的、
神秘主義的、人道主義的、瞑想派的、愛国派的などの一切の要素を包含していると感じる。
氏の創作は美的夢幻の世界を憧憬するところから生まれる。
そのため、「抽象的」性格を帯びている。純粋音楽に欠くべからざる抽象性と民族的色彩の統合は、
大木の芸術においてかなり生かされている。
さいきんの作品は『狂詩曲第一』『羽衣』『提琴とティムパニーのための司伴楽』
『名作萬葉集よりの挽歌ニ首』『鯨取り淡路の海に』『やすみしし我が大王の』
『夜の瞑想』などがある。初期および中期の作品としては『工場交響曲』
『鑛抗』『農民交響曲』『六つの小品』『五つのお話し』『信濃路』などで、
すべて管弦楽。すでに今日の転身のモティーフが潜められているのも見逃せない。
大木の日本的傾向のうち最も強い要素は「あわれ」的感情である。
0230柴田南雄
05/01/05 14:12:10ID:RjsWFnWY未発表作品は別として一度公開演奏され、大部分の聴衆の期待を裏切った
作品が挙がっているのを見て、我慢できかねる。
たとえば才能を消費し尽くした山田耕筰の『昭和頌歌』、山田和男の低級な楽曲『若者のうたえる歌』、
深井史郎の奇をてらった『もぢり趣味の四楽章』、日まだ聴いたことはないが本「風」旋律に対する
趣味的耽溺と千代紙細工的技巧を施したと想像される平尾貴四男の『砧』。
/情報局が日本音楽文化協会を支持して邦人作曲を推奨したこと、日響がこれの
片棒を担いで定期で演奏することじたいは結構だが、肝心の作品にすぐれたものが
生まれないのは残念である。/
われわれの求めている邦人作品とは、五音音階や民謡の旋律を弄りまわすこと
でも、イベールやストラヴィンスキーの技巧研究のみに没頭した結果的エッセイ
を提示されることでもない。本質的な人間精神の具現化こそのぞましい。
0231名無しの笛の踊り
05/01/05 14:55:58ID:OzRGA8E30232名無しの笛の踊り
05/01/05 15:08:08ID:OzRGA8E3大同小異といわざるをえない。
0234名無しの笛の踊り
05/01/05 20:12:12ID:F0M80buH読み人知らずの詩であるが、なかなか印象ぶかい。
そんな俺は「夜の思想」のほうがしっくり来る。
0236名無しの笛の踊り
05/01/05 23:08:43ID:8gt8xQcQ橋本が私たちの前から姿を消してから、もう五年にもなる。
彼に代わる男はどこにも見当たらない。
彼ほど自然に日本語とピアノ音楽とを結びつけたやつはいない。
この当然の結果だが、彼の歌はよく分かり誰にでもよく歌われた。
彼は金もうけのレコード会社に、一対一で買われた唯一の純音楽家である。
私は作曲の注文に困ったあげく、よく彼の歌を手にとってみた。
「太平洋行進曲」でも何でもいい、あきれるほどうまい。
橋本の次の時代は、日本の低さにあぐらをかいたレコード作曲家と、
その低さを軽蔑しながら一般に通じないものを書く純作曲家の二つが
完全に分かれた。
一方は金に甘やかされて俗衆の弱みにつけ入るが、作曲といっても
メロディーしか書けない。
一方は金がないためにヒステリーを起こして、音楽そのものの存在のために
無くてはならない相手である聴衆を無視する傾向がある。
0237名無しの笛の踊り
05/01/05 23:12:27ID:OzRGA8E3彼に代わる男がどこにも見当たらないうちに、深井も死に
彼の値打ちの分かる男も居なくなってしまったのですね。
日本の低さをしみじみと感じます。
0239236
05/01/05 23:21:26ID:8gt8xQcQつまり、現実のつらさを忘れようという人たちに肉体的なものを提供する
人たちと、彼らに精神の糧をおくるためにはじめられた仕事の途中で
宙に浮いてしまった人たちが、対立し始めたのだ。
むずかしいシンフォニーを作る人ばかりで、かんたんな歌を作る人がいない、
歌がほしければ流行歌の低さまで落ちていかなければならない、という
ありさまは、日本だけでなく今や世界に見られる珍しくないことである。
みんな病気なのだ。みんな自分の周囲に不満足なのだ。
橋本が育ったころは、この病気が日本のすみずみまで侵していなかった。
0240名無しの笛の踊り
05/01/05 23:26:54ID:zT1XMGCa読んでると悲しくなってくるよ orz
0241236
05/01/05 23:28:51ID:8gt8xQcQ奇妙な作品としては松平頼則の「ピアノとオーケストラのための主題と変奏曲」
がある。彼は生命の絶えた雅楽の骸骨を拉致してきて、いろいろなリズムで
踊らせてみせる。戦後の松平の作品の構成法は、ほとんど作者の音感を
疑うほど執拗に瑣末に論理的かつ機械的であるが、彼の一連の雅楽による作品の
これだけが、辛うじてカコフォニーであることから救われている。
0242236
05/01/05 23:45:08ID:8gt8xQcQそれに続いている。尾高はウィーン派を受けついでおり、諸井ほど頑健な
ドイツ派ではなく、多少折衷派でもあった。
彼はオーケストラの指揮という俗事に死ぬ前の十年間を費やした。
指揮者として確かに必要な人だったにしろ、また彼が人一倍俗事を好む
性格だったにしろ、私は彼に作曲だけをやらせてみたかった。
0243236
05/01/05 23:49:47ID:8gt8xQcQデモンストラティブで時々軌道をはずれること、日常的な態度の上で
あまりに他を意識しすぎることだと思う。
とにかく、他を意識し、他からつねに見られている自分を意識することは、
結局、他の意志の方向に自分を動かすことになる。
いわゆるスターの行動のタイプがこれであり、しかも三人はスターとしての
方向にすでに歩み出しているのかもしれない。
そして、もしもあの早坂がスターとしての約束事にがんじがらめになって
いなかったら、あんな身であんな無理な仕事を続けなくでもよかったはずだ。
周囲の眼を気にしながら、彼は自分自身で自分の生命を絶ってしまったのだ
――というふうに私には見える。
もっともこう考えてくると、他を意識するあまり自己自身を見失っているのは、
何もスター的な個人ばかりに限らない――今の日本の全体的な傾向なのかもしれない。
0244柴田南雄
05/01/06 14:47:27ID:JFbskGRN0245名無しの笛の踊り
05/01/06 20:39:26ID:RB+TM9cW早坂のことを書いているが、でも深井自身も過労で倒れたようなものだよね?
0246名無しの笛の踊り
05/01/07 13:37:32ID:YLYnXTc70247名無しの笛の踊り
05/01/07 19:36:21ID:3DgRfIxT0249名無しの笛の踊り
05/01/08 02:05:11ID:I1MIoLOd吉松なんとか?という人のピアノ協奏曲が使われていたのですが、とても綺麗な
曲だったので、もしこのナクソスのシリーズで出ていないかと思いまして。。
ご存知のかたいらしたら教えて下さい。
あと、武満徹の筝とオケの曲があったと思うのですが、曲名がわからないのですが
こちらのCDもありませんか?
0250名無しの笛の踊り
05/01/08 04:20:12ID:aIULzRus>曲だったので、もしこのナクソスのシリーズで出ていないかと思いまして。。
それは、ピアノ協奏曲「メモ・フローラ」Op.67(1997)。
CDはシャンドスから発売されている(CHAN 9652)。
日本では東京エムプラスという会社が輸入代理店をしている。価格は2600円だったか?
吉松隆はシャンドスのコンポーザー・イン・レジデンス(座付き作曲家)として、
全オーケストラ曲をシャンドスで録音する予定なので、当分の間は無理なのでは?
なお、『日本作曲家選輯』の第一枚目「管弦楽名曲集」には「朱鷺によせる哀歌」が
収録されている。
>あと、武満徹の筝とオケの曲があったと思うのですが
武満のオーケストラ曲で、邦楽器の独奏付きなのは3曲だけ。
「ノヴェンバー・ステップス」(尺八と琵琶、1967)
「秋」(尺八と琵琶、1973)
「セレモニアル」(笙、1992)
湯浅譲二「筝とオーケストラのためのプロジェクション『花鳥風月』」(1967)の間違いでは?
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005EOWA/
0251247
05/01/08 13:49:21ID:0lulIVya0252名無しの笛の踊り
05/01/08 15:00:58ID:O0JHIJvG■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています