平板であっけないと感じられた方もあるようだが、
舞台も演出も排除した演奏会形式とはこうなるのだろう。
歌手に一切演技や抑揚づけはさせず、変な効果もつけなかったのは、
音のみの表現に徹していて良かった。
舞台があって、演技があって、さらにライトモチーフがそれをなぞるのは、
くどいところがあるが、ライトモチーフのみが交錯して登場し、
いわば音が「演技」するというのは、ある意味明快に感じた。