>>519

ヴィルヘルム・バックハウス
【技巧力】 89(SP期)→35(LP期)
【読譜力】 20
【推薦盤】 SP期:ショパン「練習曲」 LP期:モーツァルト「ピアノ協奏曲第変ロ長調 K.595」
【タイプ】  様式無視
【備考】  「鍵盤の獅子王」とあだ名された技巧派から「ドイツ精神の権化」に華麗に転身。
     ヨアヒム・カイザーに指摘された「様式感の弱さ」は克服されないまま、ナチス政権
     下で不遇をかこった経歴が大いに評価され、戦後はドイツ音楽の巨匠に祭り上げ
     られてしまった。ポーランドかハンガリー生まれならドサ回り芸人で終わっただろう。
      ベートーヴェンのソナタ全集(新録)は素人からプロまで絶賛する世紀の虚盤だが、
     技巧の綻びと様式感を欠いた素人臭いグダグダさがウケているのかも知れない。