で、結局史上最強のピアニストって誰よ? 2
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0241名無しの笛の踊り
04/12/31 03:58:51ID:k+0EDPIt盤の最後を飾る超難曲「ドン・ファンの回想」は、彼にとって2回目の録音になります。1回目の録音(Music&Arts)に比べて演奏時間が1分ほど短くなっていて、より白熱した演奏になっていると思います。
ただ、僅かですがピアニズムの引き締まりという点では一歩譲るように感じます。ミスが増えたというわけではないのですが。しかし、何ともすばらしい演奏です。
この曲も異常な難しさが人気を呼び相当数の録音があり、一応評価してもいい録音としては、ロシアの暴れん坊クズミン(Kuzmin)によるブゾーニ版の演奏(RUSSIAN DISC)、
ソ連製重戦車ニコライ・ペトロフ(Nikolai Petrov)のやや退屈だが正確な演奏(Olympia)、やはりソ連製重戦車のニコライ・デミジェンコ(Nikolai Demidenko)による小崩壊はするが快適なテンポの演奏(Melodiya、LPのみ)、
ホロヴィッツと同門のバカテク男シモン・バレル(Simon Barere)のちょっと苦しいが豪快な演奏(APR)、テクニシャンで知られるフランスのフランソワ・ルネ・デュシャーブル(Francois Rene Duchable)のこれもやや退屈だが正確な演奏(EMI)、
ロマンティックな演奏で知られるホルへ・ボレ(Jorge Bolet)のテンポは遅いが詩情豊かで、楽器の鳴らし方を心得た演奏(DECCA)といったあたりが挙げられますが、
アムランの演奏は特にクリーンさ、スマートさでこれらの演奏を大きく凌駕していると思います。粋な演出も光り、「シャンパンの歌」で主題が戻る度に音量を上げていくあたりは、これに慣れるともう他の演奏を受け付けないくらいです。
唯一の不満は、「お手をどうぞ」と「シャンパンの歌」の移行部にあらわれる右手の短三度半音階の連続をオリジナル通り弾かずに、ここだけこれを両手のオクターヴに振り替えるブゾーニ版を使用していることです。
この方がスピードは上がると思いますが、もともと左手にあるパッセージがなくなってしまうので、音楽に締まりがなくなるように感じられます。
しかしこの点を除けば全く素晴らしい演奏だと思います。これから当分はこれを上回る録音は現われないことでしょう。
この人とはちと感性が異なるのう。ペトロフが退屈っつーんじゃからの。
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