前スレの1なので、>4にお答えします。廉価のAUDIOPHILE CLASSICSの方を持ってます。
GMは聴いてません。60年は全体的に音がこもり、オケで「指環」を楽しむにはもう一つ、
当時の評価も初年度は祝祭劇場の音響に慣れぬケンペなどと書かれている模様で、
まともな放送局のソースを待ちたいところです。事実「ヴァルキューレ」だけMYTOから
61年のが出ていますが、音は少しよい程度ですが俄然熱気に満ち、熱いものです。あと
レズニクのフリッカ(この年のみ)の肝っ玉ぶりがよく、飽きません。ウールも癖は
強いが好唱。60年盤はヴィントガッセンが第一幕で息切れしており駄目駄目です。
この人にジークムントは向いてないのかなと。オケもやはり薄いし。ただヴォータンの
ハインズや、ジークリンデのノルドモ=レーフベリなどは健闘していると思います。
「ラインの黄金」ではH・ウーデのヴォータンが若々しくニヒルな独特のヴォータン。
シュトルツェのローゲは後年のカラヤン盤でも聴けますが、噛んで含めるようにしっかり
歌っていて好感が持てる。へフゲンの深いエールダは素晴らしく、75年まで断続的に歌い
続けるだけの力があります。ただ巨人がエーランクとファン・ミルで、少し弱い。単調。
どっちがどっちか分からんし。面白いのはこの年代のファーゾルトで、毎年チェンジして
いること。60ファン・ミル、61ウォード、62クレッペル、63クラス、64フリック。
「ジークフリート」はH・クラウスのミーメが絶品で、これだけでも買ってよかったです。
当時コヴェントガーデンで活躍していたオタカール・クラウス(アルベリヒ)との息も
合って、見事な第二幕。ホップ(ジークフリート)も元気がよくイケイケでいい。
ニルソンのブリュンヒルデがまた強烈な声で、ホップは完全に位負けの感はありますが
(「黄昏」序幕など)。また、フリックのハーゲンがバイロイトで聴ける唯一のプロダク
ションなのも貴重。やはりドス黒くて最高。以上、歌い手中心に述べましたが声はまあ
よく録れてると思うけど、オケはやや物足りないので仕方ないと言うか。