日本のプロオケの金管は、近頃めっきり力をつけてきた。
音を外しちゃ音楽以前だとか、音色が汚いのが如何のこうの、とか言う批判は、
典型的な素人の意見だ。そう言う事でしかオケの上手い下手を判断する材料が
無いんだという事だ。外さないように努力しないプロは、絶対にいない。
外した演奏は、少なくとも10年近く嫌な気持ちが残っている。しかし、人間の
遣る事だ、何が起きても不思議ではない。
どんなに体調が良くても、指揮者のイカサマで、思わず外れてしまう事がある。
昔々、Berliner−Philharmonikerで、金管の名人達が、
同じ場所で、揃って外したのを聞いた事がある。指揮者が何をするかは、聴衆には聞こえない。
全て演奏家が、責任を負うのだ。演奏家に対して厳しい事を言うのは、簡単だよ。
演奏家を潰すには、刃物は要らない。一週間も、演奏の批判をしたら、簡単に
潰れちゃう。日本のプロの演奏家、特に金管楽器奏者は、毎日、良い演奏をする為に、
一生懸命頑張っている事を知ってもらい。
聴衆は、あら捜しを演奏会でするのではなく、聞きながら一緒に、心の中で歌って欲しい。
きっと、演奏家は、良い演奏が出来ると確信する。