資質の違い過ぎるピアニストを比較するのも限度があると思うが、
内田光子がドビュッシーのエチュードを聴くと、この作曲家独特の詩情を
よく掴んで演奏している。
彼女は随分と、この曲の表現には苦労したらしいが、とも角も良質な音楽を
聴いた満足感に浸れる。

紘子さんも何故か、フランス物ではドビュッシーを弾くが、正直言って
なんかニューアンスの乏しい、匂いのないドビュッシーなんだ。
ロシア物は得意だそうだが、聴いたことはないが、スクリアービンも詩曲
なんかは、うまくないんじゃないか。
ショパンも弾かない方がいい曲が、結構あるのではないか。

彼女の演奏で、今までで納得が行ったのはリストだ。