基礎のない人が弾いた演奏を聴くのはつらいものがあるなあ。
私もチェルニーだけでは、50番終わっても
後期ロマン派以降、近現代(とくにフランスもの)は
すんなりと弾けるようにはならないと思う。
要求されているテクニックが違う種類のものだから。
ただ、50番、モシュコフスキー15の練習曲あたりまでいけば、
ショパンエチュードもリストも技巧的には怖くないから、
あとは譜読みの力じゃないのかな。
イスラメイは生で聴いたことが3回ありますが(外来アーティスト)、
いずれもちゃんと弾けているとは思えなかった。
ミスタッチをものともせずテンポを死守するタイプと、
きちんと弾こうとするあまりテンポが落ちちゃうタイプがいたよ。
ステージは生ものだから、毎回うまくいくとは限らないけど、
他の演奏では高い評価を得ている人が、こんな演奏したら
評価落ちちゃうだろうなあとは思った。
イスラメイは音楽的に名曲とは思えないんだけど、
ああいう超絶技巧に挑戦したいと思わせるのはなんなの?
単に人から「すげ〜」と言わせたいだけ?

習っていた頃、無調の感覚を身につけるために
チェルニー30番後半からミクロコスモスをやらされたけど、
あれは大人になって好きに曲を選べるようになったときに、
かなり役に立った。なにしろ視唱させられたから。
でもラヴェルやドビュッシーを弾くためのエチュードって
どんなのがあるのか、未だにわからん。
フランス人はどんなエチュードやるんだろう。