<冒頭で保続和音を背景>
ベトはいわゆる空虚五度、「第九」はユニゾン、「第四」は変ホ長調コード。
もちろんベトから来ているけど、僕的には六連符つながりで「第二」が一番似ていると思う。
<短長格のリズムが浮かび上がるところ>
ホルンのこと?ラッパたいこのこと? 主題のリズムに関しては、そのまんま引き写しの「第八」が一番。
<主要主題がニ短調主和音の下降分散形>
ハウプトテーマ(63小節から)のこと? なら、分散和音ではなくて、ユニゾンの下降音階ですよね。
<クレッシェンドの頂点で現れること>
ぼくもそう思った。(今も思う)
<(ブル9を初めて聴いた時から特に再現部冒頭でベト9を連想した)、
コーダの始まりの雰囲気、あたりが思いつくところ。>
ぼくも初めて聴いたときはそう思った。(「第三」未聴のころ)
<しかし形式の面では、少なくとも第一楽章に限れば、ブルックナーの中でも第9は最も
ベートーヴェンから離れていると思うが如何。>
ベトの洗礼をを受けた「0番」以降の9曲の中で、最も離れているとは思えないがねえ。
「第五」「第六」あたりとではどう?
<再現部冒頭(333小節、練習記号N)だって>
これは展開部の頂点。 「第三」と比較すれば、単純明快にそういう結論になるでしょう。
ベトと比較対照するより、まず「第三」と比較検討した方が有意義では? ベトと比較するのはそれからでも遅くはない。
ブルックナーも人の子。過去の成果から出発したのは当然でしょう。
そういう意味からは「0番」→「第三」→「第九」のラインの流れを見るべきでしょう。
「第九」だけをシャカリキに見ていると袋小路に入ってしまう。