鴎外訳のオペラ、90年ぶりに楽譜出版…来秋上演へ
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0001名無しの笛の踊り
04/11/21 21:45:01ID:nwjwhFI3ぶりに初めて楽譜の形で出版され、来秋の本格上演に向けて準備が進んでいる。
漢文調の訳詞は歌いやすく、音楽にも造詣(ぞうけい)が深かった教養人・鴎外の一面を伝えている。
ギリシャ神話に題材を取った『オルフエウス』は、18世紀ドイツの作曲家・グルックのオペラ『オルフェオと
エウリディーチェ』の台本を訳したもの。
一度も上演されることなく眠っていた“幻の台本”(岩波書店版『鴎外全集』収録)を、
東京芸術大学演奏芸術センター助手の瀧井敬子さんが3年がかりで楽譜と照合して
完成させた(紀伊國屋書店刊)。
鴎外はドイツ留学中の1885年にライプチヒでこのオペラを見ており、その時買い求めた
台本(東京大学所蔵)には、筋書きや舞台の感想などが漢文体で細かく書き込まれている。
1914年にグルック生誕200年を記念して東京で『オルフェオとエウリディーチェ』を日本語で
上演する計画が立てられ、翻訳を依頼された鴎外はドイツ語台本と楽譜を参照しながら作業を
進めた。しかし上演予定日までに訳詞が完成せず、上演は中止になった。
明治・大正期の文豪と西洋音楽の関係を描く『漱石が聴いたベートーヴェン』(中公新書)の
著書もある瀧井さんは「単なる翻訳では音楽に合わせて歌えないため、鴎外は訳詞にかなり
苦労したようだ」と話す。オルフェウスが妻エウリディーチェを失って嘆く場面は、「あな。君失せぬ、
はや。わが幸(さち)失せぬ。など、など、生(うま)れし。世にあるぞ憂(う)き……」と格調高く
歌われている。
http://www.yomiuri.co.jp/culture/news/20041121i302.htm
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