>>288
ゲルバーのEMIから出ている1番、2番の輸入盤CD(1番=デッカー、
2番=ケンペ)を持っていますが、皆さんの仰るとおり、2番のケンペの
指揮は今ひとつですね。

ゲルバーのピアノとマッチしていないです。

ゲルバー/デッカーのコンビの1番は特に第3楽章がいいと思いました。

ゲルバーの生きの良い粒立ちのタッチと、どこか憂いと喜びが複雑に
ミックスしている音の流れは、ブラームスという人物のイメージの一面を
的確に捉えて離さない、といった感じです。

デッカーのバックも、ゲルバーのピアノと息が合っており、時折見せる
ゲルバーのピアノに対して、すっと引く様な絶妙のニュアンスを感じさ
せる時、聴いていて一瞬鳥肌が立つ様な印象でした。

ゲルバー/デッカー盤の第3楽章における、ピアニストとオーケストラの
表現の溶け込みの自然さ、という点は、ゲルバー/デッカー盤は、有名な
DGのギレリス/ヨッフム盤より優れていると思います。

ゲルバー/デッカー盤で第3楽章に次いで良いのは第2楽章だと思います。
デッカーの丁寧な決してわざとらしさのない表現が心地良いです。

第1楽章は、ややミュンヘンPOの音の鳴り方にある種の癖が感じられ、
曲想にのめり込めない部分がありました。