1976年くらいまでのアーノンクールは、とても素晴らしかった。
古楽器でのバロック再現、というの意欲はすごかった。
(アマデオへの録音、管弦楽組曲旧、ブランデンブルク旧、バッハのマタイ旧、
クリスマスオラトリオ、カンタータ全集前半・ウイーン少年合唱団と共演の頃まで)

しかし、1978年のヴィヴァルディ「四季」を境に、古楽器の限界に挑戦!
という感じの表面的な演奏が増えてきた。それ故、古楽アンサンブルに飽きたらず、
その後コンセルトヘボウなどとの共演が実現したのもなるほどと思う。
多分1985年くらいまでは試行錯誤の時代だったのかな。

その後だんだん本来のアーノンクールの才能が
今までとは別の形で開花して来ているように思う。
このところのウイーンフィルとの「モルダウ」、
ブルックナーの第九(第五も期待!)などとてもいいと思う。

しかし、最近バロックの名演がないのがさみしい。バッハもどんどんやって欲しい。
古楽の人がみんな普通のオケにいってしまうのは勿体ないですから。