>>323
たとえば――
ピアノで、中央の1オクターブ上のドを5回、ゆっくりと叩いてみよう。
(Sop : C-C-C-C-C)
これだけではただの「ド」の羅列だ。
しかし、これに和声が加わることによって、ドの羅列も音楽の片鱗へと生まれ変わる。
(Alt : E-E-F-D-E)
(Ten : G-Hb-A-Ab-G)
(Bas : C-C-F-F-C)

かの名曲、G線上のアリアだって、主旋律がただ単にFisをのばしているだけの、
その背後で多彩に和声を変化させることで、美しい流れが生み出されている。
美麗な旋律といえども、和声なくしては美しさが成り立たない場合もある。