2004/5/16すみだトリフォニーホールにてピアノを中心にした演奏会

ピアニスト川上敦子さんの演奏を中心とした演奏は、招待券をばら撒いた効果(?)だけでなく、昨年6月の
「ピアノ組曲」より、多くの聴衆が集まりました。演奏されたのは、二台のピアノのための「リトミカ・オス
ティナータ」(初演:共演は岡原慎也さんで、一部にはこちらの方が上手だったとの声も)、「トッカータ」、
日本組曲から「盆踊り」と「七夕」、ピアノのための「日本狂詩曲」(初演)でした。「リトミカ」は、やは
り管絃楽版の深みには届かない物足りなさを感じました。機械的なピアノ独創部分は、綺麗な演奏なのですが、
是非、オケとの共演を聞いてみたいです。まあ、譜めくりのミスは、愛嬌としても、そこで演奏が中断するの
はいかがか。せめて暗譜で弾けるくらいでないと、、、「トッカータ」は、ギターを単純に置き換えただけ、
という実はとても難しいことをやっているのですが、ピッチが速すぎで、情感を失った機械的な演奏に聞こえ
ました。この日の収穫は、「日本組曲」でしょう。音更・さいたまと演奏を重ねてきた効果でしょうか、過去
の演奏よりもしっとりと良い演奏に思いました。「日本狂詩曲」は、面白い試みだったのですが、やはり伊福
部音楽の真髄が絃楽器にあるということを痛感させられました。なお、アンコールは、延々と長かったのです
が、その中で、伊福部先生が演奏に反対していた「アイアイアゴムテイラ」の伴奏をピアノ演奏のみで弾くと
いう愚挙を行い、聴衆の失笑を買っていました。

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