>>35
和声や対位法は基礎能力として身につけて毒にはならないけど、
それによって調性音楽を書く技術は身に付けられても、
なぜ作曲をするのかという表現者・芸術家としての核心は育たないと思う。
技術だけでもダメだし精神だけでもダメで、そのバランスが必要なのだけど。

ペンデレツキ初期やノーノ晩年というような書きたいモデルがあるのなら、最初は模倣でもいいから
それに倣って書いてみることと、そのモデルの分析を徹底的にやるべきだと思う。
どんなアイデアがそれらの曲に盛り込まれているのか。
それとそのモデルの周辺の音楽にも視野を広げてたくさん聴いてみる。

一番重要なのはあらゆる楽曲分析能力と音楽史。クラシック音楽史も現代音楽史も必要。
(現代音楽史は大抵70年代ミニマルとか新ロマン主義あたりまでで終わってしまう事が多すぎ。)
作曲家個人のデータを収集しまくることも重要。CDのブックレット(もちろん外国語も)を
読みまくるだけでも大分違うし、今の時代はネットで検索するだけでもたくさんの情報が得られる。
(出版社などの公式なデータに限る。個人が感想文を書いているだけのようなサイトは
あまり参考にならないことが多い。)伝記や解説書が出版されていたらもちろん読む。
それらによって作風の受け止め方や聴取能力も変わってくるし、
自らの作曲家としての考え方も育ってくると思う。