ハイドン、モーツァルト、ベートーベンからブラームス、ブルックナー、マーラー
へと続く正統派の独逸音楽は確かに狭義の本物路線であろう。しかし、音楽とは、
本来、人間を含む動物のもつリズム感や音程感、気持ちがいいと感じる和音、
感情の抑揚などの集合体であり、理論的な音楽学みたいなのは後付けであって、
音楽の解釈には役立つが、すべての音楽を解釈しきれるものではない。
ケンのように民族的な音楽を得意とし、大衆を熱狂させる音楽作りは、音楽の原点
から見れば、まさに正統派の真の本物路線と言えよう。