●月×日 しのつくような五月雨

 今日はついにギョウザなるものを食した。
差し入れで大量に妻がむさぼっていたので、
気にはなっていたが、臭い。
ボイルしただけの肉に厭きたので、
だまってポケットに入れて部屋で犬のように喰った。
・・・イケた。これだと思った。
バルトークの作品に流れる精神はここにあった。
「中国の不思議な役人」を録音しようと思う。
政治局の役人は嫌がるだろうが、これは私の使命なのかもしれない。

追記・妻と楽団員がニヤニヤしながらニンニクの効能を語り始めた。
   恥ずかしい。彼らに知られてしまった。シベリアに送ろう。