>>52
なぜいいかは説明しづらいんだけど、
全体はクールでさめていて音楽が俗っぽくならず、
でも一音一音に意味ありげな風情を感じるところかな。
鋭い金管、寂しげな木管、冷ややかな弦合奏、
どんなオケを使っても、モノクロっぽいケーゲル色に染まっている。
一番のお薦めはバッハの「アリア」。無限の悲しみの底に引きずり込まれそう。
ヴィヴァルディのシンフォニアなど、北欧の現代曲みたいに聞こえるが、
ケーゲルを聴くと他の演奏が脳天気に聞こえてしまう。
ブルックナーの5番も数あるディスクの中でも特異なものだが、
変化に富んでいて、一音一音それぞれの楽器の表情がリアルに浮かんでくる。
この大曲を飽きずに聴けるのはケーゲルくらいかな。





N響とのライヴでは