日経の批評欄で、「平均像を引き出すにとどまる」という記事を読んだ。
アシュケナージがN響の音楽監督に就任し、ベートーヴェンを演奏する、
というので聴きに出かけたが、使い古された凡庸な解釈で指揮も交通整
理に徹しており、「アルプス」の悲惨なアンサンブルとともに前途多難
な予感がした、というのだ。
ぼくに言わせれば、たった一言で終わりである。「アシュケナージなど
音楽監督にする方がわるい。」楽をしたかった、とは言ってほしくない。
オーケストラの向上を願う者なら、デュトワの練習くらい耐えられなく
てはだめだ。