歴史的な要素、楽器の響きに対する感覚の違いもあるかもしれない。
弦楽器と木管楽器は、日本でも雅楽伝来からの伝統がある。
笛や尺八の響きは日本の風景や、日本人の心情によくマッチする。
これに対し、金属の筒で音を増幅し、輝かしく時に荒々しく鳴り響かせる感覚は
異質のものだ。明治になって軍楽隊のラッパが一般になっても、基本的な感覚は
変わらなかった。
ヨーロッパの街や教会に鳴り響く金管楽器の響きは、日本人の「ラッパ」に対する
響きの感覚と違うのだろう。