1.感想だけを言う
2.演奏の違いを具体的に指摘する。
3.その違いがどこから来ているのか、その背景の分析を試み、指摘する。

本来、評論とは3.を意味するもの。
本当の音楽評論家とは3.のように表面に表れた演奏様式の違いを歴史的楽理的文化的に
多層的に分析し解き明かし、読者に提示する者をいう。
なのにレコ芸の評論はほとんどが1.のレヴェルで、よくて2.にとどまっており
3.の段階まで到達しているのはほとんどない。
1.や2.は専門家でなくとも素人ですら良く聴き込めばわかる。
専門家より聞き込んでいる素人なんかいまや掃いて捨てるほどいる。
レコード会社の提灯持ち評論家は論外として、そうでないと見られる評論家でさえ
素人にも感じ取れる内容を素人に媚びて書いているに過ぎない。
啓蒙という言い方は好きではないが、読者の目から鱗をたたき落とすような真の評論家の
出現を望む。



素人にも感じ取れるような内容を素人の