あぁ、あの「デュランティー」、の話ですか。面白いですよ。(笑)
彼女は『このストラディヴァリウス/デュランティは、ローマ法王のために製作され、
その後300年間、一度も弾かれたことはなかったんです。でも、それを感じさせな
いほど流ちょうに高鳴ります。』なんて言ってるようですね。
まぁ、これは楽器を本格的にやっていて、本当の名器を使っている人なら判ることだと
思いますがね、300年誰も弾いていなかった楽器がすぐに鳴るということはありえない
んです。僕もストラディヴァリとグァルネリを持っていますけれど、良い楽器ですけれ
ど手なずけるまではそれなりに大変でしたよ。
特に千寿さんの弾き方じゃぁ、名器の音出しは無理でしょう。鳴らし方知らないから。
で、あの楽器を日本に引っ張って来たのはヴァイオリン・バイヤーT君でしょ。
彼も色々な噂があるけど、バイヤーとしての能力はどうなんでしょうね。
ヴァイオリン売って利益を追求するのが彼の仕事なら、アレを12億で売った優秀なバイ
ヤーとも言えますが。(笑)

まぁ仮に今まで知られていなかったストラディヴァリが本当に見つかったとしましょう。
そうしたら千寿さんの手に渡る前に世界中に配信される大ニュースになります。
そして本物かどうかの鑑定が世界に名だたるエキスパート・ディラー・・・そうですね、
例えばベアーさんとか、最近ボケちゃったらしいけどジャック・フランセとかね、
そういうレベルの人達の手元に渡って入念に鑑定が行われるでしょう。
なんせ300年弾かれていない完全なオリジナル、世界遺産ですからね。
ネックの挿げ替えだってしてないはず、でも本物ならおいそれといじれないでしょ。