P「なんという愚演であろうか! リズムにも流れにも緊張感が欠け、だらしがなく、
間も悪く、一かけらの才能も感じられない。厳しさのまるで無い生ぬるい音楽だ。
あまりの愚鈍さに眠くなってしまう」
H「曲の間ぐっすりお休みでしたが、いまのは先生が持ってこられた宇野胱呆指揮サ
クラ姦のCDですよ」
P「あ、いや、やはり透徹しきったハイ・レベルの演奏は、小さなマイクには到底入
りきらないといえよう。知らなかった、とは言ってほしくない」
H「メータ盤をかけたほうが良かったんじゃないでしょうかね。さて次は最後の曲に
なりますが、もうあまり時間が…」
P「最後はやはりベートーベンの至高の傑作”エロチカ交響曲”だ。名曲だけにCDも
多く出ているが、名演と呼べるものはたった一枚だけだといえよう。他のCDはぼく
は採りたくない」
H「で、そのCDとは、やっぱり…」
P「宇野胱呆指揮サクラ姦である。これこそ精神性と芸術性が頂点に達したベスト演
奏であり、これに比べると他のすべてのCDはその光を失うであろう。まさにフルト
ベングラー以来の名演といえよう」
H「なんか矛盾してますが。では、時間までお聴きください。今夜のお相手はHした
い林と」
P「名演の愉しみ、宇野珍ポーコーでしたといえよう。じゃ股、来週」
H「来週はもうありません!」