数年前「核心へ〜ピアニスト園田高弘」というドキュメンタリー番組が放送された。

「70歳記念リサイタル」を軸に、彼の生い立ち・音楽感に迫ったものだった。
フルトヴェングラーの生演奏に接したときの思い出、
影響を受けたピアニスト達の話など、園田の熱心なファンではない私も充分楽しめた。
今回彼の命を奪った大動脈瘤だが、実はこの番組時にも同じ病気で倒れている。

「(番組ナレーション)70歳の記念リサイタルから20日あまり経った早朝、園田は突然倒れた。
 大動脈に亀裂が入り、生死の境をさまよう、、」

復帰に向け練習を再開する園田。

「ショパンの練習曲」「バッハの平均律」
から始まる練習は、この50年来変わらぬ日課だという。

執拗に同じパッセージを繰り返す園田。
躓いた個所はそれこそ何度でも。