まあフルトヴェングラーには、アンチも信者も狂わせるなにかがあるんだよ。
このスレの荒れようを見ていると、本気でそう思う。

ケイターの本の感情的な記述を見たときには、唖然とした。
これまですぐれた業績をあげた大歴史家ケイターすら、
フルトヴェングラーを論じるときには熱くなりすぎて完全におかしくなっている。

ケイターだけじゃないな。すれっからしの作家(トーマス・マン)も、
狂気の広告宣伝屋(ゲッベルス)も、殺人狂(ヒトラー)も、
ひねた政治学者(丸山真男)も、エゴイスティックな音楽批評家(吉田秀和)も、
ロマンティックな自分の幻影を、フルトヴェングラーに投影して勝手な陶酔にふけったわけだ。