オペラにとって言葉が最重要なファクターであることを
分かっていながら諦めたに違いない小澤にとって、
ホフマンスタールの奥深く繊細なリブレットの妙など
到底理解できるはずもない。他の作品とて同様。まあ
音響の“塊”のような『エレクトラ』だったら言葉に
眼をつぶっても誤魔化しが効くとでも思っているだろう。