ARIOSO のGreat Russian Artists vol. 1 買ってきました。ボリス・
グートニコフ独奏のモーツァルトVnコン#3が良かったですね。ゆ
ったりとしたテンポで、二十歳になる前の早熟なモーツァルトの憂い
に満ちた曲想を歌いあげることに成功していました。憂愁に満ちたモ
ーツァルト像というのは流行りませんが、暢気というか陽気というか、
お気楽な演奏が多い中で、グートニコフの演奏は新鮮に聞こえました。
 特に終楽章の歌い方が巧妙で、暢気な演奏が突然の終曲という印象
を与えることが多いのに対して、なるほど憂愁のモーツァルトの線で
歌い上げれば、必然性のある終曲部であることに共感させられて、目
から鱗というところ。魅力ある廉価4枚組を紹介してもらってありが
とう。