>>924
まさかね。彼は5本指の、普通の手の持ち主だった、と思う。
ラヴェルは、あくまで音楽を書いたんだ。
運指の自然にまかすような書き方は、決してしなかった。
弾きにくくても、弾くことが不可能でなければ、彼の書きたい音楽を
楽譜にした。

ただ、彼のピアノ曲(他のものもそうだが・・・)は、華麗な演奏
効果を計算したものも多いが、テクニックのためのテクニックを誇示
するような曲ではない。 絶妙なバランス感覚で、テクニックの
饒舌を避けた。

また、演奏の難しさのために、音符を犠牲にして、易しく演奏
できるような修正も嫌った、と思う。