『ボレロ』のレヴュー:

ローゼンタールが「わたし以上の振り手は居るまい」と
愛嬌たっぷりに嘯いている、その自信にも違わず、
内容も外観もじつに充実した表現になっています。

この曲の演奏し方は、後世のミニマリズムの呼び水としてモダンにやる方法、
ミュンシュ風に勢いよく進軍する方法、チェリビダーケ式に”道行き”に多様な表情付け
を施す方法、・・・いろいろあるけど、
ここでのローゼンタールは、パリっ子らしく(ていい方はステレオタイプの弊を免れぬが)
色彩感ある演奏を聴かせます。
(つづく)