>>681つづき
『ラ・ヴァルス』とは「THE・ワルツ」という意味で、何もラヴェルは
純朴にワルツらしいワルツを書いた訳でない。
むしろ、ウィンナー・ワルツをモチーフに”管弦楽曲”をひとつ物した。

作曲者と面識のあったローザンタールのタクトの下で、
楽曲は、際限なき円運動を優雅にも繰り返す・・・。
聴いているうちに映像が浮かんでくる、古きよき社交場の、バラとワインと金銀パールwの
世界が。まぶしく煌くガルニエ宮の重々しい大階段が。着飾った紳士淑女、ムンムンする香水、ポマードの匂い。
蜂の巣を覗くような喧騒。目配せや恋のかけひき、ウラ交渉が。
・・・と、こんな経験初めてだ